世界遺産情報>イタリアの歴史が楽しみながら勉強できちゃうる遺跡。ちょっとエッチなフレスコ画も残るポンペイ・エルコラーノ

ポンペイ・エルコラーノおよびトッレ・アヌンツィアータの遺跡地域
（文化遺産）

◆ナポリの南東２５ｋｍ、比較的裕福な町だったポンペイは紀元前８
世紀ころから人が住むようになりました。そんなポンペイの悲劇は
７８年８月２４日ＡＭ１０：００ごろでした。ベスビオ火山が噴火
したのです。一昼夜にわたって火山灰が降り注ぎ１９時間後には完
全に火山灰の下に町全体がうずもれてしまいました。
しかし、人々が命を落としたのは、翌日７時半ころ火砕流が町を襲
い、猛毒ガスと熱風によってでした。死者は約２０００人といわれ
ています。当時の皇帝がポンペイに使者を出して調べましたが、そ
の時にはすでに全てが灰の下に埋もれていました。

　その後何世紀にもわたってポンペイという都市は忘れ去られていま
した。しかし、１５９２年に運河を作った時に、建物の一部と絵画
　が見つかりました。その後、本格的に発掘調査が始まったのは１８
　世紀の中ごろからでした。
　この世紀の発見は全世界中の人々を熱狂させました。６ｍもの火山
　灰の下から１世紀の人々の生活がそのまま出てきたからです。
　現在は、いろいろなところを歩いて見学することができます。市民
　の死んだ姿を石膏で復元しています。

◆アクセス
　ナポリから電車で約４５分。エルコラーノへは電車で１５分。

（ディスカウントチケットに注意！）
　有効期限に制限があったり、スケジュールの変更がきかないなどか
　なりの制限があります。安いからといって購入してしまうと、払い
　戻しがきかない可能性も。きちんと調べてから買うことをおススメ
　します。